バスで行く、大阪から鳥取・直行便！ダイヤ・料金いっき見

公開日：2014/12/13

更新日：2020/11/04

大阪から鳥取へバスで行くとして、かかる時間はどれくらいでしょうか。即答できる人はなかなかいないはず。

さらにバスの運賃は？乗り場はどこにある？混み具合は？……考えていくと、けっこう分からないことだらけです。

大阪―鳥取間は、直行バスが毎日多数出ています。鳥取駅行きだけで20本以上。米子や倉吉へ向かう便も含めると、実は50本以上のバスが出ているんです。

意外とバスでのアクセスがいい鳥取。ここではそのダイヤや料金をとことん調べてみました！

１．大阪-鳥取間バスの長所・短所
２．目的地別・バス情報
３．大阪のバス乗り場

１．大阪-鳥取間バスの長所・短所

バスといえば、新幹線や電車より安いけれど時間がかかる。そんな漠然としたイメージはありませんか。

大阪から鳥取に行く方法は、バス以外にJR特急があります。ここでは、バスの料金や所要時間をみてゆき、「本当にバスがベストなのか」考えていきましょう。

１-１．安さ

主要路線の標準運賃

大阪市内から鳥取へ向かうバスの最安値は、日本交通さんの＜片道3,800円＞です。
※杉崎高速バスは現在運行見合わせ中。（20/10/21現在）
現在運行している主要路線のバス乗車料金を調べてみました。

■大阪府内から鳥取県内への乗車運賃表

大阪の乗車地	鳥取県の降車地	大人片道料金	路線名
三宮・なんば・大阪梅田	鳥取駅	3,800円～	鳥取～神戸・大阪線（日本交通）
三宮・なんば・大阪弁天町	倉吉駅	4,200円～	山陰特急バス・大阪・神戸～鳥取線
三宮・なんば・大阪梅田	米子駅	4,700円～	米子～神戸・大阪線（日本交通）
名神高槻	米子駅	4,830円～	米子エクスプレス（日本交通/西日本JRバス/京阪バス）

鉄道の場合、大阪駅から鳥取駅まで智頭急行の「特急スーパーはくと」で行くと、自由席利用で片道6,590円。
料金面では、だんぜん高速バスが安く、ここはイメージ通りといえるでしょう。

もっと安くバスを利用する方法

上記の表の料金は、あくまで通常の大人料金。さらに安く利用する方法もあります。

高速バスの予約ポータルサイトで予約すれば、ポイント割引が適用できたり、次回の予約時に使えるポイントが貯まったりします。
（ポイント制度がある予約サイト…高速バスドットコム、楽天トラベル高速バス、バスブックマーク）
※20/10/21現在、運行を見合わせしています

・大阪市内各地⇒鳥取駅・倉吉駅・米子駅（日本交通）
6枚綴りの回数券が発売されており、普通料金より約10%安くなります。
＜例＞通常3,800円⇒1枚あたり3,417円（6枚綴りで20,500円）

何度も乗ったり、3名で乗って往復したりするなら便利です。

・名神高槻⇒米子駅「米子エクスプレス」
往復割引制度があります。片道だけの購入なら4,830円ですが、往復割引だと8.690円（片道あたり4,345円）。往復で970円お得です。

条件は、行き（往路）のバスを買うとき、同時に帰り（復路）のバスもワンセットで購入すること。ただ、ウェブ予約なら3回まで、窓口購入なら1回まで、無料で変更できます。
（予約サイト…高速バスネット）

１-２．所要時間

大阪梅田から鳥取駅なら約2時間半で到着です。
実は、乗り換えなしで大阪駅から鳥取駅へ行ける「ＪＲ特急スーパーはくと」も約2時間半。

バスの場合、渋滞で遅延する可能性がありますが、日中は1時間に1本程度出ており、予定をあわせやすいです。
一方でJRの場合、乗り換えなしの特急は約2時間に1本ペース。
時間面では、一長一短というところです。

■大阪府内から鳥取県内への所要時間

大阪梅田	鳥取県の降車地	所要時間	路線名
大阪梅田	鳥取駅	2時間53分	鳥取～神戸・大阪線（日本交通）
なんば	倉吉駅	3時間35分	倉吉～神戸・大阪線（日本交通）
大阪梅田	米子駅	3時間35分	米子～神戸・大阪線（日本交通）
名神高槻	米子駅	3時間54分	米子エクスプレス

※夜行バスはのぞく

１-３．バス移動、こんな人におすすめ

料金は高速バスがだんぜん安い。所要時間は大差ないが、便数と遅延のリスクに差があることが分かりました。
そのほかの要素もまぜると、高速バスはこんな方にお勧めできると思います。

・とにかく安くいきたい（JR特急より2,000円以上安い）
・乗り換えなしがいい
・景色を眺めながら行きたい

ただし、こんな方にはおすすめできないでしょう。

定刻通りに着かないと困る予定がある
車酔いしやすい
トイレが近い
広いシートがいい

２．目的地別・バス情報

鳥取行きの高速バスは大きく分けて3路線。「鳥取駅」「倉吉」「米子」の3方面に分かれています。
路線別に料金・ダイヤ・乗り場・運行会社・予約窓口を見ていきましょう。

２-１．鳥取駅周辺（鳥取砂丘など）

鳥取駅方面には、2種類のバスが走っています。

＜杉崎高速バス＞

心斎橋 6：30 発・鳥取駅前発9：25 発、 1日 1便のみ。
特徴は片道2,700 円（2014年 11 月現在）という群を抜た安さと、時間帯の早さ。
予約は高速バスポータルサイトから可能です。
（高速バスドットコム、楽天トラベル高速バス、バスブックマーク）
※20/10/21現在、運行を見合わせしています

＜山陰特急バス＞（日本交通）

1時間 1～2本出発。大人片道3,700 円（2014年 11 月現在）。
特徴は朝 6時から深夜発の行バスまでを含む本数の多さと、乗降車地の多さ。
乗車できる停留所は、大阪梅田・なんば（OCAT）・弁天町・千里桃山台。
鳥取県に入ってからは、県内の多数停留所を経由します。
（中原・若桜・丹比・郡家・津ノ井ニュータウン・智頭福原・用瀬パーキング・河原インター・鳥取駅）

予約は、メール・電話・窓口事前購入で可能です。

＞＞日交高速バス公式サイト

ダイヤ

20年10月21日現在の運行は山陰特急バスのみとなります。
山陰特急バスの最終は20時00分になんばOCAT発・鳥取駅前に22時52分着。
※なんば20時発は20/11/6発以降の金土日のみ運行

＜山陰特急バス・大阪梅田発＞

9・11・13・15・18時台、毎時10分発。鳥取駅まで2時間43分予定。

※画像をクリックすると別タブで拡大して開きます。

料金

大人片道料金は山陰特急バス（日本交通）で3,800円。いずれも小人料金は半額です。

降りてから鳥取砂丘へのアクセスは

鳥取駅前からバスが出ています。平日なら日中は1時間に1本、土日なら2～3本出ているので、鳥取駅に着いたら時刻表を確認しましょう。

市営路線バスなら約22分、380円。一年をとおして朝9時10分から18時00分まで、約30分から60分に1本ペースで出発します。

土日祝と夏休み期間限定で、市内循環の「ループ麒麟獅子バス」も運行します。
鳥取砂丘まで約35分で片道300円。（600円の1日乗り放題券もあり）
こちらは朝8時～16時台の運行です。

２-２．倉吉（三朝温泉・はわい温泉など）

2020年10月現在、大阪から倉吉や三朝温泉、はわい温泉に向かうバスは、山陰特急バスのみです。

★主な乗車地・・・
なんば（OCAT、千里桃山台、新大阪、大阪弁天町、少路駅）
※梅田（大阪駅）発はありません。電車での移動になります。
新大阪へは大阪駅からJRで5分、なんばへは地下鉄梅田駅から10分です。

★主な降車地・・・
倉吉駅前、三朝温泉口、かみさいばら温泉、奥津温泉口

ダイヤ

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料金

始発停留所の大阪弁天町から、終着停留所の倉吉までは大人片道4,500円。
なんば発なら4,400円。

3名で往復する、定期的にバスに乗る予定があるという方は、回数券の利用がオススメです。
6枚綴りが通常料金の10%引相当の料金で買えます。

２-３.米子（皆生・石見銀山・境港）

米子方面には、2種類のバスが走っています。

・西日本JRバス、日本交通、京阪バスとで共同運航する「米子エクスプレス」
【乗車地】名神高槻
【降車地】大山パーキング、米子駅
【予約方法】JRハイウェイバスでのウェブ予約など

＞＞ダイヤ（時刻表）はこちら

・日本交通（日交）が運行する「山陰特急バス　米子～神戸・大阪線」
【乗車地】弁天町、なんば、梅田、千里桃山台、伊丹空港
【降車地】江府インター、溝口インター、大山パーキング、米子駅
【予約方法】日本交通への電話、メール、窓口購入
＞＞ダイヤ（時刻表）はこちら

ダイヤ

米子エクスプレス（高槻発）のダイヤ（時刻表）

※画像をクリックすると別タブで拡大して開きます。

料金

・米子エクスプレスの場合
名神高槻から米子駅までなら大人4,830円、子ども2,420円。
往復セットで購入すると、8,690円です。（片道を2枚買うより970円、約10％お得）
大山パーキングまでなら大人4,620円、子ども2,310円。
往復セットで購入すると、8,320円です。（片道を2枚買うより920円、約10％お得）

・山陰特急バス（日本交通）の場合
選んだ乗車地と降車地にもよりますが大人片道4,500～5,000円。
3名で往復する、定期的にバスに乗る予定があるという方は、回数券の利用がオススメです。
6枚綴りが通常料金の10%引相当の料金で買えます。