800人アンケート!夜行バスで寝れない理由・寝方のコツ

公開日:2015/11/11

更新日:2023/09/14

800人アンケート!夜行バスで寝れない理由・寝方のコツ

夜行バスでの大きな悩みといえば、やはり睡眠。
「初めて乗るけれど、眠れるか心配……」
「前回、ぜんぜん眠れなくて次の日つらかった!でも安いからまた使いたいし……」

そんな悩みをどう解消したらいいのか。
実際、他の乗客のみなさんは快眠できているのか…。
そもそもなぜ寝られないのか。
寝られたならその秘訣は??アンケートを実施し、夜行バスユーザーの皆さん800名以上が答えてくれました!
(ご協力ありがとうございました!)
リアルなコメントたっぷりでご紹介します!
※2015年に実施したアンケート結果となります。

1.そもそもなぜ眠れないのか

1-1.約8割の人が「夜行バスで睡眠不足」と回答!

最初の質問は「夜行バス乗車時、あなたは眠れていますか?」

Q.夜行バス乗車時、あなたは眠れていますか。(一つお選びください)

1.そもそもなぜ眠れないのか
  • いつもぐっすり♪ 4%
  • 眠れることが多い 17%
  • 眠れるが不十分(眠りが浅い、途中で目が覚める) 57%
  • ほとんど寝つけない 22%

「不十分~ほとんど寝つけない」という方が約80%。
5人に4人が夜行バスに乗ったあとは寝不足、ということになってしまいます。かなり深刻な問題ですね。

次に、なぜ眠れないのかをを挙げてもらいました。

Q.なかなか眠れなかった時の原因はなんだと思いますか(思い当たるものいくつでもお選びください)

  • 足が伸ばせない 64%
  • 腰が痛い 50%
  • 他の乗客が気になる 48%
  • 空調(寒すぎる・暑すぎる) 28%
  • 肩がこる 24%
  • バスの揺れが落ち着かない 23%
  • なんとなく目が冴えてしまう 20%
  • 車内の明るさ(照明、カーテンの隙間から入る外の明かり) 14%
  • その他 8%
  • 車酔い 4%

この質問には、項目を選ぶだけでなく、自由記入のコメント欄にもたくさんのメッセージが寄せられました。(5人に1人がコメントあり!)
詳しくご紹介していきましょう。

1-2.最大の課題は、姿勢

1.そもそもなぜ眠れないのか

「足を伸ばせない」64%、「腰が痛い」50%、「肩がこる」24%。
座って一晩過ごすバスならではの悩みが並びました。

狭いこと、姿勢を変えにくいこと、足をおろした体勢でむくむこと……
“横になる”という意味での”寝る”には正直程遠い環境なのが、夜行バスの辛いところ。
バス事業者側も快適な座席になるよう試行錯誤されていますが、乗客の体格はバラバラですから、みんなにとって最適なシートというのは、なかなか実現困難です。

★寄せられた声

  • 枕のような頭を固定できるものがないので、首が痛くなる。
  • リクライニングの頭の位置が高すぎる
  • 首がこる
  • 独立シートでも体の向きはなかなか変えられないこと。
  • 同じ体勢で長くなり、位置を変えてもお尻等が痛くなる。
  • 血行が悪いので脚が浮腫み、だるくて仕方がない。
  • 足を下げている時間が長いとむくんで痛くなる
  • 自分の体が大きくて座席が窮屈で寝れなかった
  • 身長175cmの男性ですが、足を伸ばすのに邪魔なのでフットレスト・レッグレストは無用です。
  • リクライニングしても寝ているうちに体がズルズルと滑っていき寝にくい体勢になってしまう。身長170cmで足元が窮屈に感じるので180cmある息子はもっと窮屈。

対策としては、首枕など「旅行アイテムを使う」、あるいは3列独立シートや3列シートといった「快適性の高いシートのバスを選ぶ」といった声が挙がりました。

1-3.「他の乗客が気になる」という人が過半数

1.そもそもなぜ眠れないのか

2人に1人が、「他の乗客が気になって眠れない」とのこと。
詳しい理由は臭い・音・スマホの光・隣席との接触など、多種多様でした。
皆さんのコメントを紹介します。

★音・人の声について

  • 他人のいびき。
  • 大きないびきをかいてしまうことが多く、かいていないか心配になった。
  • 他の客の服のすれる音、歯ぎしり、いびき、音楽プレーヤからの音漏れ、話声
  • 他の方の音楽プレーヤーの音がきになる
  • 以前後ろの席の方が、遅くまでお菓子を食べていて、そのお菓子を袋から取り出すガサガサという音が、何度も続いたとき寝そびれてしまい辛かったです。
    車内は静まり返っていたので、余計耳障りでした。
    乗務員さんが車内にいてくださるのかわからないですが、車内の状況を把握して注意をしてくださるといいなぁと思いました。

★光漏れ

  • 読書灯をつけっぱなしで寝る乗客がいて明るすぎて眠れない。
  • あっちこちで夜中にスマホをいじる人の明かりが迷惑
  • 他の乗客が携帯をいじる

★人の気配

  • 4列シートの場合、座席が狭くて隣の人の体が当たって気持ち悪かったりする。
  • 肥満体型のため、隣の人も体が大きいと体が接触し眠れないことがあった。
  • 隣の人に触れるのが気になる
  • どうしようもないが休憩時間の停車時に人が動く気配で起きてしまい、その後眠れなくなることが多い。

★嗅覚

  • におい(きつい香水をつけた人が後ろにいた)

中には、一人ひとりが気をつけることで解消できることもありますね。
自分が眠るための対策を考えると同時に、自分が他人の「眠れない原因」になっていないか、考える必要もありそうです。

2.教えて!みんなの夜行バス熟睡術

なかなか寝付けない環境とはいえ、どうにか眠りたい夜行バス。
工夫していること、以前眠れた時の要因は何だったのか、教えてもらいました。

2-1.みんなの工夫アンケート結果

Q.眠れたとき、役に立ったアイテム・工夫したこと・理由はありますか(いくつでも!)

  • 独立席を選ぶ 44%
  • 足元が広い座席を選ぶ 37%
  • 深いリクライニング 36%
  • ゆったりした服装で乗る 33%
  • 姿勢を工夫する 30%
  • 肩枕 28%
  • アイマスク 28%
  • 窓側席を選ぶ 26%
  • 腰や背中にクッション 25%
  • フットレスト・レッグレスト付の座席を選ぶ 25%
  • 音楽プレーヤー 25%
  • 疲れた状態で乗る 21%
  • 耳栓 15%
  • 前日はあまり寝過ぎないようにする 11%
  • 体を温めて寝る 8%
  • マスク 2%
  • その他(読書・睡眠導入剤など) 1%

該当する項目はいくつでも選べる形式でのアンケートです。
結果、座席に関する項目が上位に多数並びました。

2-2.理想は3列独立シート・カーテン付のバス

2.教えて!みんなの夜行バス熟睡術

「眠れない理由」の上位は、足が伸ばせない・腰が痛いなどの姿勢に関する問題でした。
その解決策は、やはり姿勢が楽になる座席。

隣席がなく(通路を挟む)、シートの前後配置間隔も広い3列独立シートは、夜行バスの中でも快適度で支持が高いです。
しっかりとリクライニングし、足を伸ばせば、体のラインがまっすぐに近づき、横になって寝る状態に近づきます。

また、3列独立シートであれば、これまた眠れない理由の「周りの人が気になる」も軽減されます。
肘置きで隣の人と当たることもないし、距離があるから寝息なども聞こえにくい。
カーテン付バスなら、プチ個室感覚でさらに安心です。

2.教えて!みんなの夜行バス熟睡術

★座席の設備についてコメント

  • 3列独立シートでなおかつカーテンで仕切られていた時はよく眠れました。
  • 3列独立、カーテン付の席の時だけぐっすり眠れました。
  • カーテン(仕切り)付で横から見られない席

★座席の場所について

  • 座席の場所(後方:通路を人があまり通らないため)
  • 通路側を選ぶ
  • 通路側の席を選び、足元や上体に余裕を持たせる。
  • 窓にタオルをあてもたれ掛かる

2-3.ゆったりとした服装でご乗車を

できるだけリラックスするため、また体を休めるために、ゆったりした服装を心がけましょう。
ポイントは、

  • 保温性
  • 生地の柔らかさ
  • 締め付けの少なさ
  • 着脱のしやすさ
  • シワになりにくい

<おすすめ例>

  • カーディガン
  • Tシャツ(ただし体型にピッタリし過ぎないもの)
  • ロングT
  • セーター
  • ロングスカート
  • ワンピース
  • フリース生地
  • パイル地
  • 履きなれた靴
  • サンダル(ストラップ不要タイプ)
  • 靴下+使い捨てスリッパ

<避けた方がいいかも例>

  • デニム(ゴワゴワ感がある、伸縮性がない)
  • スーツ(シワになって落ち着かない)
  • ミニスカート(リラックスした姿勢をとりにくい)
  • パーカー(フードが首元で気になる)
  • コート(意外と窮屈)
  • ハイネック(人によっては、寝るときに窮屈と感じるかも。ただし喉の保温効果もアリ)
  • ブーツ(足がむくみやすい)
  • 革靴(足が疲れたり、蒸れたり……)

2-4.アイマスクなど旅行グッズが大活躍

2.教えて!みんなの夜行バス熟睡術
  • 肩枕 28%
  • アイマスク 28%
  • 腰や背中にクッション 25%
  • 音楽プレーヤー 25%
  • 耳栓 15%
  • 体を温めて寝る 8%
  • マスク 2%

肩枕・アイマスク・クッション、この3つは夜行バスや飛行機の長時間フライトを快適にしてくれます。
どれも100円ショップで買えますし、バス会社の中にはアメニティとして座席に置いてくれているものも。
複数回バスに乗るなら、ぜひ揃えておきましょう。

肩枕・クッションはかさばるため、空気で膨らませるタイプがオススメです。持っていない場合は、「備え付けブランケットは姿勢補助のクッション代わりにすることも」「タオルを丸めたものを腰ピロー代わりに用いる」といった声がありました。

音楽プレーヤーと耳栓も、周りの人が気になるタイプにはオススメ。
約40名がバスという密閉空間で過ごすので、完全な無音はなかなか訪れません。

音楽プレーヤーは、ふだん音楽を聴かない人も、アルバム1~2枚をスマホに入れておけばOK。
眠れないでイライラすると、寝れない焦りでさらに気持ちが落ち着かなくなる……という悪循環に陥りがちです。そんなときの気分転換にもどうぞ。ただし、音漏れには要注意!

★夜行バスヘビーリピーターの方からコメント

  • 単身赴任で100回以上最安値の4列シートに乗ってますが、アイマクス、耳栓、肩枕、マスク、この4点は常備しています。

★マスクに関するコメント

  • 風邪予防、喉の保護にマスク。
  • マスク:意外と車内が乾燥するので喉の保護に役立ちます。
  • ※2020年8月現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のためマスク着用を必須としているバス事業者もあります

2-5.みんなの一工夫いろいろ

★靴を脱ぐ

  • 靴を脱いで、楽な室内履きにする
  • 眠るのは腰の位置と足先の状態に決め手があります。私の場合いつも靴は脱いでいます。
2.教えて!みんなの夜行バス熟睡術

※靴については、においが気になるという隣席からのご意見がチラホラ。自分では気づきにくい部分なだけに、要注意です。

★体を温める・寒さ対策

  • 先に入浴してから出かける。
  • 冬は窓側が寒くなるので、リュックや上着を頭の下に入れて窓にもたれます。

★ほどほどのお酒

  • 軽くお酒を飲んでから乗る
  • 乗車前に飲酒
  • 匂わない程度のアルコール(カクテル類)摂取
  • 酒(缶酎ハイと焼酎の水割りを事前に少し飲んで乗車時、自分の横の方にご迷惑となりませぬ様、硬いマスクして寝入ります。

お酒については、あまりオススメできません。
ただ、実際には複数の方が眠れる方法として挙げていました。
つい飲み過ぎて気分が悪くなる・酒臭くて周りが迷惑・トイレが近くなるといったリスクが多い、乗車前の飲酒。
過去、「お酒のせいで吐いてしまってシートを汚し弁償」……というケースも聞いたことがあります。できるだけ飲まずに眠る方法をとりたいですね。

★ほどほどの食事

  • 空腹だと車酔いで眠れないので、おにぎり1個程度口にして、梅干しを食べる。

2-6.それでも眠れぬ夜の過ごし方

もうどうしたって眠れないときってあります。そんなとき、みんなはどうしているんでしょうか。アンケートしてみました!

Q.乗車中、眠れないときはどうしていますか(いくつでも!)

  • 姿勢を変える 52.1%
  • 諦める 42.5%
  • サービスエリア・パーキングエリアの休憩時に外へ出る 38.2%
  • 音楽やラジオを聴く 32.4%
  • 携帯電話で暇つぶし 24.2%
  • 羊を数える 1.8%

第1位「姿勢を変える」は、まだなんとか眠ろうとしている意思が感じられます。
第3位は休憩時に外へ出ること。「休息時、そのサービスエリアの名物を食べて、気分転換をしています」と、少し前向きに旅を楽しんでいます。
気分転換することで、寝れない焦りが解消して寝つけたりしますしね。

しかし第2位は、潔い「諦める」!もう究極はそれしかないですよね。

★努力を忘れず念じる人たち

  • 明日の用事もあるし寝なきゃダメと自分に言い聞かせる。
  • それでもとりあえず寝ようと頑張る

★あきらめの境地、もしくはこの状況を楽しむ!

  • 起きて、いまどこを走っているか想像する。
  • 楽しいことを考える
  • ひたすら妄想する
  • とりあえず目を閉じる
  • それでもとりあえず寝ようと頑張る
  • がまんする

3.あなたは大丈夫?他人の「眠れない原因」な人たち

3-1.小声でも厳禁!人の声ほど気になるものはない

話し声・いびきについては、お困りの声が多数挙げられました。

★周りの音で眠れなかったからのコメント

  • 女性の話し声は響いて眠れません。注意してくれる運転手さんだと、みなさん静かになります。
  • 他の客の服のすれる音、歯ぎしり、いびき、音楽プレーヤからの音漏れ、話声
  • 他人のいびき。
  • 知人同士の乗車の場合、おしゃべりが始まって朝早く起きてしまいました。

3-2.スマホの光は後ろの迷惑に

暗闇での液晶ディスプレイは、ちょっとした照明並みの明るさ。
特に、斜め後ろの人がまぶしい思いをしていたりします。
そうでなくても、光がついたり消えたりは、周りにとって気になるもの。
原則として使わない、使いたいならカーテン付席にしたり、ブランケットの中で少しだけ利用したりと、周りに配慮しましょう。

  • あっちこちで夜中にスマホをいじる人の明かりが迷惑
  • 寝れないときはスマホを見たいのですが、明かりが他のお客さんに申し訳ないので、上着とかで隠してみています。でも、気にせず使っている方もいます。その明かるさが気になる気持ちもわかります。他の人の迷惑考えて使うな、というのはモラルのない人にとっては意味のないことです。使ってもいいから明かりが漏れない環境を作ってもらえれば、いいのになぁと思います。周りとの仕切りのカーテンがある車両がありますがあれは賢いですね。全車搭載とは行かないと思いますけど。
  • スマホのディスプレイの明るさが気になる。操作されている方は気がつかないのでしょうか。

3-3.リクライニングは声をかけあって

3.あなたは大丈夫?他人の「眠れない原因」な人たち

多くの声があった、リクライニング関連。
意見としては2パターンあって、「フルに倒せれば寝られるのに」もしくは「思い切り前の人が倒したせいで、足元が狭かった」というもの。
座席の前後間隔が狭い、4列スタンダードシートで特に深刻です。

大切なのは、倒すときに「今から倒していいですか?ここまで倒して大丈夫ですか?」と後ろへ声をかけること。

問題ない範囲で最大限に倒して寝られますし、後ろの人も快適さをキープできます。

中には、はじめからリクライニングが倒されているバスやVIPライナーのように「今から一斉にリクライニングを倒してください」とアナウンスするバス会社も。思いきり倒したい人、後ろに声をかけるのに遠慮がある人には好評です。

★前の席から「もっと倒させて!」

  • リクライニングをしたとき、後ろの席の人に怒られた。夜行バスはリクライニングを遠慮なくできるよう、バス会社からも周知して欲しい。
  • 遠慮がありあまりリクライニングできない
  • リクライニング出来ない。一斉リクライニングの案内をしてほしい
  • リクライニングシートを全部倒せなくて窮屈だった。
  • リクライニングシートが倒せない。ほとんどの人がリクライニングを使わず、しんどかった
  • 車内に持ち込んでもいい荷物の量を考えて欲しい。
  • 後ろの人が変な体勢で足がつっかえてリクライニングシートを倒せなかったがアイマスクをしていた為話しかけれなかった

★後ろの席から「そんなに倒さないで!」

  • 前の乗客がリクライニングを倒して座席との間に足が挟まれる。4列なら殆ど倒せないのに理解しない。
  • 前の座席のお客様のトイレに行けないぐらいの深いリクライニング
  • 私は自分もゆっくり寝たいので、前の方が座席を目いっぱい倒してくるのには全く文句はないのですが、乗り降りするタイミングになったらリクライニングを起こしてくださいのアナウンスがほしいときがあります。窓側の人が出るとき苦労しています
  • 狭い座席にも関わらず後ろの人の事も考えずリクライニングを倒し過ぎるマナーの悪い客。

3-4.臭いは、自分では気づかない

体臭、香水、服に染みついたタバコ臭、靴を脱いで広がる足の匂い、酒臭さ……
ある意味、一番自分では気づきにくい迷惑ポイント。
ちょっといつもより匂いに気をつけて乗りましょう。(特に、隣席がいる4列シートタイプ)

★匂いに関する声

  • 他人の臭い。非喫煙者は臭いに敏感なので、吸ってきたであろう人は激しく臭いがして不快です。
  • 他の乗客の香水やたばこの臭い(制汗剤や臭う洗剤の染みついた服も含む)
  • におい(きつい香水をつけた人が後ろにいた)

3-5.周りに困った乗客がいるときは

基本は、丁寧に、「すみません、●●してもらえませんか」とお願いすること。
話しかけづらかったり、聞き入れてもらえなかったりしたときは、乗務員さんに相談しましょう。

夜行バスでは、走行中の移動は危険です。しばらく我慢することになりますが、サービスエリアでの休憩時など、バスが停車しているときに相談し、出発時にアナウンスしてもらえないかお願いしてみましょう。

4.賛否両論・途中休憩のアナウンスと照明

4-1.「休憩のときに目が覚めてしまう」という悩み

4.賛否両論・途中休憩のアナウンスと照明

たいていの夜行バスは、1~3回のトイレ休憩があります。
問題は、その告知。

サービスエリア・パーキングエリア到着時にアナウンスを流したり、照明をつけたりするのですが、「せっかく寝ついたのに、目が覚めちゃったよ……別にトイレ行きたくないのに」「8時間の乗車時間で、2~3回目が覚めたら、ぜんぜん疲れが取れない」という声、実は多く聞かれるのです。
そこで、まずは夜行バスユーザーに、意見を聞いてみました!

4-2.大半は容認派

4.賛否両論・途中休憩のアナウンスと照明

「問題ない」「イヤだが必要」という声が、ほぼ2/3を占めました!

とはいえ、3人にひとりはお困りのご様子。賛成派・不要派、いずれも多くの方が5択の回答だけでなく、コメントもつけてくれました。それだけ関心度が高い問題なようです。

★「必要だし、問題ないと思う」

  • たまに下車したいのに寝てしまうこともある。
  • 次のサービスエリアでトイレに行きたくと思っても、寝てしまうと気づかない。
  • トイレに行こうと思っても、ある程度の照明がないと動けない。
  • 小さな声のアナウンスと薄暗い照明は必要。
  • 照明もアナウンスも静かで快適だった。
  • 個人的には休憩時はほぼ毎回外に出るようにしているのでありがたい。
  • 自分は、寝てしまえば気にならない。というかアナウンス・証明にも気づかずに寝るので、そもそもアナウンス自体、私に対しては本来の役にたっていない。
  • SA停車時の停車時間のアナウンスだけは必要。
  • ないと困ります ないと起きれない時があるので 特に途中降車の時に、それで残りの時間を計算するため。

★個人的にはイヤだが、必要だから仕方ないと思う

  • アナウンスの代わりに音楽で教えてもらえたら嬉しい。出発時刻は、バスの出口に表記していただけたら十分だと思います。照明は足元のみでお願いしたい。
  • さすがにずっと暗いままだと足元が見えず移動に立つのも怖い。途中休憩時の照明を薄暗くしてくれるバス会社があり、これは良いアイディアだと思った。

★アナウンスはいいが、照明は抑えてほしい

  • アナウンスがないと休憩所に到着しているのが分からないのでして欲しい。
  • 明るくなると目が覚めてしまうので、足元の確認ができる程度のフットライトで十分じゃないかと思います。

★照明はいいが、アナウンスは不要

  • 事前に説明があればさらにいいと思う。(たまにそういう時もある)「サービスエリアで止まってもアナウンスはしません。集合時間は掲出します」など。眠っているところをわざわざ起こしてほしいという要望は少ないと思うので、アナウンスはなくせるならばそのほうが良いと思う。照明が点くのは仕方ないと思う。

★照明もアナウンスも、できればやめてほしい

  • 止まれば気づきます。面倒でもフロントガラスに●時まで休憩中とホワイトボードに記入してくれれば、サービスエリアの休憩での案内は不要でしょう。
  • 最初に案内していれば照明やアナウンスをしなくても必要な人は勝手に起きるので途中の案内は不要。
  • あらかじめ停車時刻予定を報告して、その時間に軽くチャイムを1回鳴らす等の合図でトイレ等に行きたく起きている人のみわかる工夫。すべての人を起こす事の無いように照明は足元のみで影響の無いような工夫。
  • SAで降りてトイレに行ったことがないです。少し目が覚めてもすぐ目を閉じて寝ます。

4-3.バス会社によって方針はバラバラなのが現状

この休憩時のアナウンス・照明は、実施/不実施がバス会社によって分かれています。
どちらも実施するところもあれば、アナウンスは出発時のみ・休憩時は足元だけ照明というところも。
どうしても気になる場合は、予約前に問い合わせましょう。

4-4.不要派は、耳栓・アイマスク・窓側席or独立席

「とにかく眠り続けたいんだ!」という方は、自分で対策するのがベストです。
照明対策のアイマスク、アナウンス対策の耳栓のご準備を。
(ただし耳栓は、目的地についたときも起きられないリスクがあります)

4.賛否両論・途中休憩のアナウンスと照明

そして、座席の選び方も重要なところ。
二人掛けシート(=4列スタンダード、もしくは2列+1列シートの2列側)の場合、自分はトイレ休憩不要でも、隣の人がトイレに行く可能性があります。

通路側席の場合、隣の窓側席の人がトイレにたって目覚めてしまうかも。
二人掛けシートの場合は、窓側席を指定する(指定できない場合はリクエストとして希望を伝える)ようにしましょう。

※本記事は、2023/09/14に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。

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