高速バス上級者が教える東京から新潟への夜行バス
公開日:2017/04/18
更新日:2020/10/29
東京へ遊びに来て新潟に帰る、もしくは新潟にスキーをしに遊びに行く。
このように夜のうちに移動して昼間に時間いっぱい遊びたい場合、お値段との兼ね合いも見てオススメできるのが高速バス。
しかし一度も高速バスに乗ったことない方にとっては、「乗車場所が合っているか」や「バス内で寝れるのだろうか」など、気がかりなことも多いはず。
今回は、いくつもの高速バスを乗りこなしてきた筆者が乗車から降車までの流れをリアルにレポートさせていただきます!
少しでも参考になれば幸いです。
1.今回乗るバスはどんなバス?
今回筆者が乗車するバスは、西武バスと新潟交通・越後交通が共同で運行している【【モバイル乗車票可】西武バス≪新潟31便≫1号車 池袋・練馬・川越的場⇒湯沢・長岡北・新潟 3列独立シート★車内トイレ付★車内除菌済】
バスタ新宿を23時00分に出発し、新潟駅には朝4時57分に到着します。
夜遅くに出て、朝早くに到着するので仕事終わり・学校帰りでも乗れるのが嬉しいところ。
料金:日にちによって価格は変動します。
行程は以下の通りです。
乗車場所:バスタ新宿(23:00)⇒JR池袋駅 東口(西武バス バス停)(23:30)⇒西武下落合駅(23:40)⇒西武練馬駅(23:50)⇒川越的場(関越自動車道上)(24:20)
降車場所:湯沢インター(26:41)⇒六日町(六日町IC)(26:57)⇒小出(小出IC)(03:11)⇒小千谷(小千谷IC)(03:47)⇒越路(長岡越路)(03:55)⇒JR長岡駅 東口(04:02)⇒栄PA(04:15 )⇒三条燕 バス停(三条燕IC)(04:19)⇒巻潟東 バス停(巻潟東IC)(04:27)⇒鳥原 バス停(北陸自動車道上)(04:37)⇒JR新潟駅 前(第3マルカビル前)(04:57)⇒新潟 万代シティバスセンター(05:02) ⇒新潟港 佐渡汽船ターミナル(05:10)
設備・アメニティ:ブランケット・仕切りカーテン・コンセント・USB・トイレ・フットレス・レッグレス
今回私が乗ったのは3列独立のタイプ。
2.乗車するまで
2-1.乗車場所はどこ?
22時頃、JR新宿駅南口に到着。
乗車場所であるバスタ新宿は、JR新宿駅南口の道路を挟んで向かい側にあります。
新宿駅はいろいろな出口があって迷いやすいので注意が必要!
(左図は新宿駅南口方面から、右図は西新宿方面からの写真です)
2-2.噂のバスタ新宿ってどんなところ?
バスタ新宿に到着。
正面のエスカレーターを上ると、そこにはタクシー乗り場が広がってます。バスだけでなくタクシーにも乗ることができるのがバスタ新宿。
もう1つエスカレーターを上がると、そこにはたくさんのバスが並んでいました。
出発まではまだ時間があるので、案内板をもとに待合室に向かいます。
待合室は奥まで広がり、トイレ・Wi-Fi・ロッカーも完備されているので早めに着いても大丈夫。
(ただ多くのバスが発着する場所なので大抵の人は席がなく壁に寄りかかったり、地面に座る人が多いのが現状です。)
ここではバスのチケットを買うこともでき、電光掲示板とアナウンスで出発を知らせてくれます。
3.いざ!乗車!
3-1.バス車内はどうなってるの?
館内アナウンスでバス停への案内が来たので、バス停へ。
乗車時の受付は、バスを予約した際に届いたメールに添付されている「モバイル乗車票」をモバイル端末機の画面上で見せるか、印刷した紙を見せても大丈夫です。
今回筆者が乗車するバスは、西武バスだけあって車体の西武ライオンズのマークが特徴的です。
乗務員は安心の2名体制。
乗車は出発時間の約10分前から可能です。なので、出発準備などを含め出発時間の約20~30分前には着いた方が無難でしょう。
今回乗車したのは3列独立だったので隣への気遣いもなく、座席自体もゆったり座ることが出来ました。(筆者は身長が181cmあるのですが、十分な広さでした。
ちなみに、車内の温度は必ずしも快適な温度になっているわけではないので温度調整ができる服装がベター。(冬は暑い、夏は寒いということがたまにあります。)
続いては、トイレも見てみましょう。
バス中央にある階段を降りると、トイレへと続く階段があります。)
トイレは人ひとりがようやく入れるくらいの広さ。また、扉を閉めないと電気が付きません。化粧室というよりは本当にトイレだけという感じです。
3-2.アメニティなどはあるの?
車内にあるアメニティも見てみましょう。
ブランケットもありコンセントも完備してありました。
※現在は、コロナウィルス感染拡大防止対策の為、ブランケットの貸し出しは中止しています。
しかし、充電設備については、運行バス会社によって、USBのみ、コンセントのみと仕様が異なります。どちらにも対応できるように準備をお進めします。
このバスは仕切りカーテンが付いているので、より個室感が出て快適な環境になります。
4.出発してから降車まで
23時00分にバスタ新宿を出発するとシートベルトの着用などのアナウンスが行われ、一部消灯になりました。
まだ周りが少し見えるぐらいの暗さです。
池袋駅を経由して最終乗車口となる川越的場を24時20分に出発すると再びアナウンスが流れ、完全消灯。
完全消灯になると足元灯しか点いていないので途中トイレに行く際は気を付けましょう。
時刻は1時00分、1時間ほど走行すると1回目の休憩へ。
運行するバスとスケジュールによりますが、大体2~3時間に1回の休憩が目安になります。
最初は上里サービスエリア。
意外と知られてないのですがサービスエリアは真夜中でも売店はやっています。
なので、飲み物や食べ物を買うことが出来ます。
高速バスでは長時間バスに乗りっぱなしになるので、休憩時起きていれば出来るだけバスを降りたほうがいいかと思います。
また、出発時間も運転席横に表示されているので忘れずに確認しましょう。
完全消灯してからは、基本的にアナウンスはされずにバス前方のカーテンが開いたら休憩です。
2時間ほど走行すると、最後の休憩場所の越後川口サービスエリアに到着。
この時間になると降りる人も少なくってきました。
15分の休憩をしたあと再び目的地に向けて走り始めました。
4時57分、新潟駅前に到着。
新宿から新潟までは約7時間の移動でしたが、3列独立シートかつ乗車客の方も多くなかったので快適な移動でした!
しかし、ゴールデンウィークや就活の時期になると席がいつもより早く埋まったり、値段がいつもより高くなるので要注意です。
もし、東京・新潟間のバスをご利用される際は参考にしてみてくださいね♪
5.乗ってみた感想
実際に乗ってみて、良かったところと悪かった点を挙げていこうと思います。
良かったところ
・仕切りカーテンがあったので、ほとんど周りを気にすることがなかった
・寝ている人への配慮として、アナウンスの音量が小さめだった
・乗務員が二人いたので安心
惜しかったところ
・トイレが狭い
・充電設備がコンセントorUSB対応だったので、全員に対応できているわけではない
・熟睡しているとアナウンスの音が聞こえないので、降りる場所になっても気づかない場合がある
・スーツなどの上着を置いておく場所がない
6.まとめ
今回私が乗ったバスは夜行バスで、値段は5100円。
東京・新潟間であると安くて2000円代から乗ることができます。
しかし、そこまで安くすると設備が削られていきます。今回乗ったバスの設備であると4000円後半から5000円台になってくるのが妥当かと思います。もちろん時期や曜日によって値段が変わってきますのでご注意を!
高速バスは新幹線などに比べて安く、効率的に移動できる交通手段です。
「なるべく安く済ませたい」「昼にいっぱい遊びたい」という方は、是非一度ご乗車されてはいかがでしょうか?
※本記事は、2020/10/29に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。