高速バス乗車時の手荷物ガイド～トランクに預けられる？サイズは？

公開日：2018/11/02

更新日：2023/09/07

高速バスに乗るとき、大きな荷物でも預けることができる？何個でも可能？と気になるところ。
そんな疑問を解消！高速バスに預けることが出来る荷物についてお答えします。

１．高速バスのトランクルームについて
２．車内に持ち込める荷物は？
３．よくある質問

１．高速バスのトランクルームについて

「高速バスはトランクルームがついているものだ。」そう思っている方が多いはず。
しかし、必ずしもトランクルームがあるとは限りません。またあったとしても預けられる荷物の大きさに制限があります。
では具体的にみていきましょう。

１-１．トランクルームの有無

トランクルームの有無に関しては、バス会社によって異なります。
スーツケースなど預けたい荷物がある場合は、予約前に確認しましょう。
多くのバスにトランクルームはついていますが、2階建てのバスになると、1階が座席になるため、トランクルームがついていないことも･･･。
ただトランクルームがついていないバスでも、荷物スペースを確保しているバスはあります。
トランクルームの有無に関しては、予約サイトに記載していることが多いです。分からなければ予約元へ問い合わせしましょう。

１-２．預かり可能な荷物のサイズ

荷物の大きさでみなさんが基準にするものは、飛行機内に持ち込めるサイズではないでしょうか。
機内持ち込みサイズは、縦・横・高さ、3辺の合計が100cm以内かつ3辺それぞれの長さが（55cm × 40cm × 25cm以内）を1人1点までとなっています（国内線100席未満の場合）。
バス会社によって規定のサイズは違います。多くのバス会社が機内持ち込みサイズと同じ大きさ・個数ならOKにしています。ただし例外もあるので、念のためトランクルーム有無の問い合わせの際に、預かり可能な荷物サイズもいっしょに問い合わせましょう。（予約を進めていくと、預けることが出来る荷物規定はサイト上に記載もされています。）
また、バス会社は荷物の紛失や破損の補償はしておらず、自己責任となります。
納得した上で、トランクルームにお預けください。

１-３．預かりＮＧの荷物

「じゃあ規定のサイズ内なら、何を預けてもいいの？」そう思った方もいるはず。
答えはNO！あくまで、トランクに預ける荷物は旅行用品（衣類等）が前提としています。
そのため規定のサイズ内でも、預かりNGの物が多々あります。
一例として、

危険物（爆発物・引火しやすいもの・刃物）
折りたたみ自転車
楽器
ペット類
ゴルフバック
スポーツ用品など
縦長・うす型のもの（竹刀など）

などあります。
上記以外でも壊れやすい物は、破損の補償ができないため、預かってもらえません。
もちろん、スーツケースでも規定の大きさを超えたら預かりNGになります。

２．車内に持ち込める荷物は？

今まではトランクルームの荷物のお話でしたが、今度は車内の持ち込み荷物についてみてみましょう。
貴重品などはトランクルームに預けず、小さめの鞄にまとめて、車内に持ち込みましょう。
大きさの目安はバスの網棚のサイズ以内や座席で管理できる大きさです。バスの種類によって網棚のサイズが異なりますので事前に確認するのもよいかもしれません。

３．よくある質問

ここからは、筆者が以前勤務していた高速バスの予約センターで、お客様から多かった問い合わせをご紹介します。

Q1：荷物が規定の大きさを少し超えそう。なんとか預かってもらえませんか？

A：規定の大きさを超えている以上、現地でお断りされる可能性があるので、規定内でご準備ください。乗車を拒否される可能性も大いにあります。気を付けましょう。

Q2：現地でお断りされたらどうしたらいいですか？

A：荷物をコンビニ等で発送すれば乗車できますが、バスは定刻に出発するため、待つことはできません。
また乗車を諦め、その場でキャンセルを申し出ることもできますが、キャンセル料は発生しますので、ご注意ください。

Q3：トランクルームが無理なら、車内の自分の座席に置いたらいいですか？

A：大きな荷物は他のお客様のご迷惑になります。貴重品等小さめの荷物以外、車内に持ちこみはやめましょう。前に座られているお客様がお座席を倒せなくなるため、お座席の足元に置くこともできません。
また、スノーボードや楽器を席に持ち込んで、たてかけるという人もいますが、急ブレーキの可能性や就寝中は管理できないことからお断りしています。