横浜から大阪まで夜行バスに乗ってみました!
公開日:2014/12/17
更新日:2020/12/30
ビジネスや帰省、ライブなどで移動する機会が多い横浜と大阪間。「新幹線だとお金が…」と思って高速バスを検討していませんか?ただ、高速バスは新幹線に比べて所要時間が長く、疲れやすい乗り物のため心配ごとも多いかと思います。
そこで、今回は筆者が出張の際に夜行バスを利用した、体験談をレポートします!バスの乗り方、乗車中の様子、出張で夜行バスって実際どうなのかなどの乗車体験と併せて、横浜から大阪のバスの基本情報もお伝えします。写真も撮ってきましたので、ぜひ参考にしてみてください。
1.バス選び
今回私が出張で利用したのは「JAMJAMライナー」です。このバスは、便名に【PREMIUM】と付くほどのゆったりタイプ。
※2020年12月現在カタカナの「プレミアム」表記になっていました。
ただ、時と場合によってバスを選ぶポイントは変わるため、「もし出張でなかったら、これを選んだかも!」という別のバスも一緒に紹介します。
※バスの情報は2020年12月現在のものです。最新情報はご自身でご確認をお願いします。
1-1.今回「JAMJAMライナー」を選んだポイント
このバスを選んだポイントは、「ゆったりタイプ」「コンセント付き」「トイレ付き」という3点でした。
ゆったりタイプ
今回は出張ということもあり、会社の経費で精算できるためプライベートより予算が高めでした。また、到着後そのまま出勤しなければならならず、できるだけ快適そうな3列独立&足元ゆったりタイプを選びました。
コンセント付き
緊急の連絡やスマホゲームのためにもコンセントが必須!という単純な理由です。
トイレ付き
トイレ付のバスでも、実際トイレを利用しないことが多いですが、以前乗車中に腹痛に見舞われた経験があるため、保険としてなるべくトイレ付を選んでいます(ただ、トイレ付のバスでSAの下車休憩が無い場合があるため要注意。)
1-2.お値段重視で乗るならこのバス
今回は出張経費での乗車だったため、ちょっとリッチなバスを選べましたが、プライベートだと「できる限り節約をしなければ…」と誰でも思ってしまいますよね。そんなとき私が選ぶだろうバスは、「VIPライナー(グランシア)」です。
間際割などを使えば平日は3,500円~と格安で、4列シートですが、縦の列が8席しかないため足元はゆったりしています。4列のスタンダードであればさらに安く、最安値2,300円~のバスもありますが、少しでもゆったりしたい場合はこのバスがいいと思います。
1-3.イベント後の遅い時間に乗るならこのバス
実は筆者、年末に横浜で行われるあるイベントのチケットを狙っているのですが、会場近くのホテルは予約で一杯なので、イベント後に夜行バスでの帰阪を狙っています。
可能な限り横浜を最も遅く出発するバスを探してみたところ、「さくら高速バス 」で横浜駅スカイビルを24:45に出るバスがありました!大阪駅も経由するので、こちらの便がいいと思いました。
2.実際に乗ってみました!
※以下は2014年12月の乗車体験です。時間や行程が変更となっている場合があります。
今回はJR横浜駅の東口にあるYCAT(横浜シティ・エアー・ターミナル)からの乗車でした。
Googleマップで見るといまいちイメージが湧かないですが、駅と地下で繋がっているため、駅の案内表記に従って歩けば5分程で簡単にアクセスできます。
住所:横浜市西区高島2-19-12(横浜スカイビル1F)
出発時刻は23:45なのに、20:00前には既にYCATに到着。理由は、バスの乗車前にお風呂に入りたかったから!
20:00頃
YCATがある横浜スカイビルの14Fに入っている「SKYSPA」でお風呂タイム。
乗車前にお風呂でさっぱりしてバスに乗るなんて完璧すぎる…と自己満足に浸りながら、お風呂とサウナでのんびり。
事前にクーポンサイトで買った安いチケットにドリンクの無料券も付いていたため、ビール!と思いましたが、バス酔いしたら怖いと思い断念しました…。
23:20
YCATの第一ロビーに到着。時間が余りすぎたので、とりあえず同じフロアのローソンでお茶とお菓子を購入。ローソンの中にはイートインスペースもありましたが、満席のため休憩できず。ベンチを求めてロビーへ戻ります。
第一ロビーに入ると、受付カウンター(?)が設置されてました。受付をしようと係りの人に声をかけると、「出発10分前になったらアナウンスをして受付を開始する」とのこと。ロビー内のベンチも満席なので、端の方で立ったままロビー内を隠し撮り…。
23:35
出発10分前になりアナウンスがかかったので受付に。名前を言って受付後、1列に並ばされて待機します。(早く座りた~い!)
受付の際、無料で聞き放題(期間限定)のサイトにアクセスできるクーポン(?)をもらいました。YCATで実施していたキャンペーンのようです。イヤホンを持っておらず、クーポンを使用できなかったのが残念。
※現在はクーポン配布は行っておりません。
23:40
バスが到着したため、ロビーから外の乗車レーンに出ます。トランクにキャリーケースを預けて、再度乗務員さんの受付。座席の位置はこの受付の際に教えてもらいます。窓側だったので「ラッキー!」と思いルンルンで乗車。
ただ、中央席との間の通路が非常に狭く、この通路を通って移動ができませんでした(もう一方の通路は広い)。そのため休憩時に外に出るためには中央席を跨がせてもらう必要があると判明。
休憩やトイレに立たない人にとっては、誰にも横を通られないのでいいかもしれませんが、休憩に出たい私にとっては不安で仕方ありませんでした。
車内の様子です。3列独立シートで、各席の間に通路があります。通路ごとにのカーテンは、普通のカーテン(横にシャって開くタイプ)ではなくロールカーテンでした。
周りの人がカーテンの存在に気づいていなかったため、私が先駆けてカーテンを閉めると、他のお客さんもこぞってカーテンを閉め始めました。無駄に「バス乗り慣れてますけど?」アピールをした筆者でした。
23:45
いよいよ出発。後ろの人に恐る恐る「席を倒してもいいですか?」と聞いたら、快くOK!いい人で良かった…。
足元はこんな感じ。(ぶれてしまいましたが)フットレストとレッグレストがあり、筆者の身長(164cm)であれば充分すぎる広さです。
一方、写真にも写っているブランケットが、寒がりな私にとっては薄く、コートとブランケットの2枚重ねでも震えるタイミングありました。分厚いものか、薄くても2枚あると嬉しいなーというのが正直な感想。
0:00過ぎに消灯
0:30
最初のトイレ休憩で海老名SAに到着。アナウンスは無く、車内が若干明るくなるだけなので、寝ていたら休憩時間に気づかないかもしれません。ここでは降りずひたすら寝ることに。
2:45
2度目のトイレ休憩(場所がどこだったかは覚えていない…)。
前述したとおり、隣席との間の通路は狭く、この通路を通って前方まで進むのは不可能です。そのため、隣の人が休憩に出ていれば行ける!と思いカーテンの外を除いたのですが、隣の人は熟睡中…。
ただ、2列前(真ん中席)の人が休憩に出たので、狭い通路を横歩きに歩き、真ん中席を跨いで外へ!真ん中席の人が帰ってくる前に戻らなければならないので、猛スピードでお手洗いへ行ってバスに戻りました!
こんなにリフレッシュできない休憩は初めてでしたが…、その後は安心して熟睡。
気づけば初めの下車地である京都を過ぎて、朝になっていました(アイマスクをしていたため気づかなかった)
今まで夜行バスでアイマスクを使ったことが無かったのですが、今回はアメニティとして付いていたので、使ってみました。その結果…今までの夜行バスで一番 よく寝られました!
正直アイマスクのおかげか、乗車前にお風呂に入ってリラックスしたためか、JAMJAMライナーが快適だったのか快眠の理由は分かりま せんが、アイマスクの気がします。何となくですが。
7:27
そして気づいた時には梅田に到着!予定より少し早めの到着でした。
朝マックして今からお仕事頑張ります!
3.横浜から大阪の夜行バス情報まとめ
ここでは、横浜から大阪の区間を走っているバスは、どのようなものがあるのかを、料金・時間帯・乗降車地の3点で簡単にチェックできます。バス選びにお役立てください。
3-1.料金
バスの代金を分かり易く見るため、新幹線と3列のゆったりバス、4列のスタンダードバスの代金を平日と週末で比較してみました。
※2021年1月の料金です。
手段 | 平日 | 週末 |
---|---|---|
新幹線 | 13,540円 | 13,540円 |
3列独立シート | 3,900円~ | 4,000円~ |
4列シート | 2,370円~ | 3,000円~ |
新幹線と比較するとやはり高速バスは格安です。特に平日は安いので、ビジネス利用の場合は料金的に魅力的です。ただ、週末になると料金が上がるため躊躇ってしまいます。
ただ、新幹線に比べればだいぶ安いので、できる限り節約したい人にはおすすめです。「高速バスに高い料金を払うのはちょっと…」という人は、 1万円を超えたら新幹線という選択もアリだと思います。
3-2.時間帯
横浜発のバスは、多くが東京始発で横浜 を経由して関西方面に向かいます。
夜行便の場合、東京を22:00頃に出発するので、横浜の出発時刻は23:00以降が多いです。中には横浜始発で 21:00台や22:00台の出発便もありますが、便数が少ないため早めの予約をお勧めします。
なお、到着は6:00台~8:00台まで様々な到着時間のバスがあります。
3-3.出発地
横浜の出発地は、横浜駅周辺(主にYCAT)がほとんどです。
ちなみに横浜アリーナや日産スタジアムでのイベント後に利用したい!という方もいるかと思います。
横浜駅周辺に比べるとかなり少ないですが、新横浜駅周辺からも高速バスがに乗車できます!
3-4.到着地
大阪での下車は大阪梅田周辺のほかに、以下のような下車地があります。
新大阪・心斎橋・難波・天王寺・USJ
※本記事は、2020/12/30に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。