大阪から東京|海部観光の高速バス「MY EXPRESS」に乗ってみました
公開日:2015/06/19
更新日:2021/02/19
こちらの記事で紹介しているMY EXPRESS 関東(東京)⇔関西(大阪)は運行を休止しています。
海部観光は徳島が本社のバス会社で関東⇔関西、関東⇔徳島、関西⇔徳島の路線を運行しています。その中で今回乗車したのは関東(東京)⇔関西(大阪)の「MY EXPRESS」。3列独立シートのトイレ付バスです。「MY EXPRESS」の乗車体験記と併せてバスの基本情報もまとめましたので、乗車前にお役立てください!
こちらの記事で紹介しているMY EXPRESS 関東(東京)⇔関西(大阪)は運行を休止しています。
1.海部観光「MY EXPRESS」の基本情報
「MY EXPRESS」の大阪から東京便の情報をざっくりまとめてみました。スケジュール、料金、シートタイプ、予約方法などチェックしてみてください。
※スケジュールや料金は2015年5月18日現在のものです。
1-1.スケジュール
大阪23:40発 ⇒⇒⇒ 新宿6:15着 ⇒ 東京6:45着
この行程の間に2~3回SAでの休憩があります。
京都や滋賀を経由せず大阪~東京まで直行なので、新宿までの所要時間は6時間35分。他の東京~大阪便は7~8時間かかるので、短時間の乗車で到着できます。
ただ、ガッツリ寝たいという方にとっては、「寝たりない!」という感想になるかも…。
1-2.料金
私が乗った2015年5月19日(火)は4,500円で乗車することができました。新幹線の大阪~東京間が13,620円なので約3分の一。平日ならではの格安プライスです!
ちなみに週末になると料金が上がり、私が乗車した同じ週の週末で8,000円。4,500円に比べると割高に見えますが、新幹線+ホテル代を考えると安いかな?という印象。
1-3.シートタイプ
3列独立タイプのトイレ付車両です。通常のスタンダードシート(観光バスタイプ)は縦11~12列ですが、「MY EXPRESS」は縦に10席しかないため足元がゆったりしています。リクライニング角度は135度。
その他、アメニティや設備として、ブランケット・スリッパ貸し出し レッグレスト・フットレストが備わっています。あとはスマホを充電できるコンセントがあれば嬉しい所ですが、残念ながら コンセント設備ありませんでした。
1-4.予約方法
海部観光の「MY EXPRESS」は、①インターネット②電話で予約できます。
①インターネット
②電話予約
■海部観光
【TEL】0570-064-188
【受付時間】10:00~19:00(2015年5月現在)
■高速バスドットコム
【TEL】0570-048-983
【受付時間】10:00~18:00 ※日祝休業
2.海部観光「MY EXPRESS」に乗ってみました!
今回海部観光の「MY EXPRESS」に乗車した際のレポートです。
大阪から東京までの高速バスで3列独立シートのバスはたくさんありますが、「MY EXPRESS」は①ゆったりシートで快適に移動できる、②大阪から東京へ直行なので乗っている時間が短い、という点で選びました。
バス停探し、乗車、休憩、到着まで覚えている限りを書いてみました。「MY EXPRESS」だけでなく、初めて高速バスに乗る方にも参考にしていただければ嬉しいです。
2-1.バス停
今回乗車したバス停は「JR大阪駅 桜橋口 海部観光バス停」。JR桜橋口に近い高架下にあるバス停で、「ALBi」という商業施設内のモンベル店舗を目印に探すのが分かり易いです。
JR、阪神、地下鉄四つ橋線ユーザーには便利な一方、阪急ユーザーには少し遠い印象。
「ALBi」前には3か所バス停のポールが立っていますが、各ポールバス会社名が書いてあるため、「海部観光」と書いてあるポールを見つければ大丈夫!
因みに、一番桜橋口から遠い所(グランフロント側)です。
2-2.いざ乗車!
23:22 バス停に到着
バスに乗る前にメイクを落としてコンタクトレンズを外すため、大阪駅桜橋口付近を捜索。駅だから絶対あると思って探すも、意外と見つからず・・・。改札内やすでに閉まっていた「ALBi」や「駅マルシェ」にあったみたいです。
トイレは見つからないけど、すでに停車中のバスを発見。まだ出発までに余裕はあったが、「トイレ探している最中にバスが出発しちゃったらどうしよう…」という不安に駆られて、バスに乗車。
キャリーケースを持っていたので、トランクに預けて引き換え券を受け取り後、乗車口にいる運転手さんに名前を言って席番号を教えてもらいました。
23:25 バスに乗車
今回の席番号は「8C」。運転席側の後ろから3列目です。バスに乗り込むと既にお客さんが何人か乗っていました。「出発20分前なのに早いな~」と一瞬思いましたが、このバスは徳島が始発で大阪を経由して関東まで走るバスだったようです。納得。
★トイレを使ってみた
出発までにまだ時間があったので、コンタクト外そうと車内のトイレへ。トイレにはピンクの便座カバーやマットが敷いてあり、ちょっと驚き。いつもトイレ付のバスを利用しますが、こんな可愛らしくデコレーション?しているトイレは初めてでした。
そんなときに外したコンタクト入りのレンズケースを、蓋を開けた状態で床に落とすハプニング!トイレが狭くて屈めないし、メガネをトイレに持ち込まなかったため全然見えないし、で捜索断念…。
歯磨きもしたかったのですが、あまり長居するのもどうかと思い席へ。
★カーテンを閉めてみた
座席は、足元広々でフット・レッグレスト付き。通路側のカーテンを閉めると…、下の写真のように個室状態です。
アメニティは、厚手の(←これ大事)ブランケット、おしぼり、エチケット袋、スリッパ。設備はフット・レッグレストとカーテン以外には、テーブルと読書灯がありました。これでコンセントが付いていれば言うことなしですが、無くても快適なので文句は言いません。
★リクライニングをしてみた
出発前に運転手さんが後方まで「操作方法分からない方~」と来てくれたので、ちょうどリクライニングの方法が分からなかった筆者は質問。普通に左側にボタン?がありました。右側のレッグレストのボタンばかり動かしていました。すみません。
ラッキーなことに後ろの席が空席だったので、マックスでリクライニング!下の写真が下車前に撮ったシートの写真なのですが、こんなにこんな倒せたのは初めてです!運転手さんもアナウンスで深く倒れますと言っていたレベルです。
因みに、私の前の席の人は後ろに私がいたので、「倒していいですか?」と私に聞いた後、控えめに倒していました。
23:41 バスが出発
1分遅れで出発。乗車率は7割程度で、私の後ろ、横、その前の席、と見える範囲でもちょこちょこ席が空いていました。女性が後方、男性が前方に配席されていたようです。
出発と同時に録音で、車内設備の使い方、到着時間、2か所のサービスエリア(湾岸長島PAと清水SA)で約10分の休憩を取るというガイダンスが流れ、23:50には消灯。
関西~関東の高速バスは、京都を経由するバスが多いため、京都を過ぎるまで消灯されない場合が多いのですが、今回は大阪から直行のため、出発後すぐに消灯してくれました。
??:?? 1度目の休憩で長島湾岸PAに停車
アイマスクをしていた筆者は、一度目の休憩に気づかず爆睡。本当に湾岸長島PAに停車したのか、いつ立ち寄ったのかも分かりませんでした…。
3:50頃 2度目の休憩で清水SAに停車
今度の休憩でも停車したのに気づきませんでしたが、後方席の人が通路を歩いたタイミングで起床。外に出ようとするも、先ほど控えめにリクライニングしていた前の席の人が、私が席から出れない程深めにリクライニング中。足元が見えず靴も探せない…と思っていたら、起きて席を戻してくれました!
★休憩で外に出てみた
休憩の際の車内は、通路が分かる程度の点灯で、暗すぎず起きるほど明るすぎず。停車時のアナウンスはあったかどうか…。あったとしても、私が起きないレベルのアナウンスだったようです。(ちなみに筆者はスマホのアラームで必ず目が覚めるタイプです)
出発の時間は運転席横のパネルで確認できます。
戻る際にバスが見つからない!ということは全くない程、トイレ近くに停めてくれました。他にも何台か高速バスが停まっていましたが、清水SAがバスやトラックでごった返しているようなSAではないので、ここでバスを見逃すことは無いな、と思いました。ナイスSAチョイスですね!
ちなみに、トイレがめちゃくちゃ広くてきれいで近代的だったので、先ほど車内トイレでできなかった歯磨きタイム。その後、出発に間に合うようにバスへ。
清水SAを出発
その後新宿まで再び爆睡。
5:48 30分早く新宿に到着
予定より30分も早く新宿に到着。ただでさえ所要時間が6時間35分と短いバスなのに、約6時間で着いてしまいました…。外を見ると既に明るかったです。到着は新宿西口の恐らくコクーンタワーの前あたり。JR新宿駅まで5分程です。
私は東京駅までの乗車なので、そのまま待機からの就寝。
6:13 30分早く東京に到着
東京にも同じく30分前に到着。到着地はJR東京駅の八重洲南口から徒歩5分程の鍛冶橋駐車場に到着。
狭くないし、腰も痛くないのでこのまま「あと30分寝かせて…」と思いながらも下車。所要時間の短さを魅力に感じて選んだ「MY EXPRESS」でしたが、ここでちょっと後悔。
ただ、あと30分寝ていたいと思える快適さは本物でした!
番外編 朝風呂へ!
仕事後に高速バスに乗り込んだため、シャワーも浴びていなかった筆者…。ということで、事前に調べていた朝風呂ができる銭湯へ!
今回使用した銭湯は、JR御徒町駅から5分ほどの場所にある「燕湯」さん。一緒のバスに乗っていたサラリーマンも同じ電車でこの銭湯に行ったのでびっくり。朝風呂ができるスパは結構ありますが、安く抑えられる銭湯で朝風呂をやっている所が東京駅周辺はほとんど見つからないので、意外と穴場なのかも…。
料金は入浴代が460円、バスタオルが50円、ドライヤー使用で20円。初めての銭湯だったので、番台さんにお金を支払うところからワクワク。中は古い印象ですが、清潔です。
シャンプー&リンスとボディソープは備え付けがありますが、紐で繋がって動かせないのと、女性は髪がキシキシしてしまうかも。残念だったのが、お湯が熱すぎて長居できないところ!(長居させないため?)早々にお風呂から出てしまいました。
駅近で安くて早朝から開いているのでお勧めですが、お風呂は熱いです!ご注意ください!
3.海部観光「MY EXPRESS」に乗った感想
今回海部観光の「MY EXPRESS」に乗ってみて、良かった!と思った点と良くなかった!と思った点をまとめました。
3-1.良かった点
①とにかくゆったり
海部観光の回し者かのように何度も書いていますが、足元ゆったり、リクライニングたっぷり?です!高速バスで腰が痛くなることが多いのですが、今回は大丈夫でした。
②ブランケットが厚手
女性には結構重要なブランケットの質。夏になると薄着で乗ってしまい、車内のクーラーで凍える…そんな場合でも厚手のブランケットであれば安心なのです。
③消灯が早い
京都や滋賀を経由せず、大阪から東京まで直行なので、出発してすぐに消灯してくれます。「もっとスマホいじってたいのに…」と思う方にはマイナス点ですが、早く寝たかった筆者にとっては大満足でした。
3-2.良くなかった点
①睡眠時間が短すぎた
こちらは盲点。運行スケジュールは東京まで7時間でしたが、実際の乗車時間は6時間半。予約時は、疲れたくないのでできる限り乗車時間が短いバスを選んだのですが、いざ乗ってみると寝たりない…。今回は特に30分早く着いたのでさらに睡眠時間が短くなってしました。
家に帰る時のバスであれば万々歳ですが、出かけ先の場合は時間をつぶすのが大変です。
※本記事は、2021/02/19に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。