ピンクのバスに実際に乗ってみました!体験レポ
公開日:2015/06/01
更新日:2021/01/04
ピンクのバスを見たことがあったり、「ピンクのバスで検索」のテレビCMを見たことがありますよね。
ただ、そもそも「ピンクのバス」ってなに??実際高速バスで東京に行ったらどんな感じ??
ここではCMを見て、「夜行バスもアリかも」と思ったけれど、ちょっと不安もあるという方のために、バスラボスタッフが実際に乗ってみました。
いざ、CMで取り上げられていたシーンに近い、3,000円や4,000円台のピンクのバスに乗って東京へ。1日、東京観光と東京出張を体験。
高速バスは利用するにあたいするのか、体験レポでお伝えします!
※2014年10月公開、2020年12月更新※
★こんなレポートもあります!
WILLER EXPRESSの高級2列シートバス「コクーン」に乗ったレポート
全国を走っているWILLER EXPRESS、東京以外の区間のレポート
大阪梅田にある高速バスの待合ラウンジ&停留所については
1.そもそも「ピンクのバス」とは
「ピンクのバス」とは、大手高速バス会社・WILLER TRAVEL JAPAN(ウィラートラベルジャパン)が運行している高速バス「WILLER EXPRESS」のこと。
WILLER EXPRESSのバス車両は、みんな外観をピンクと白で統一しており、けっこう街では目立っています。そこからついた呼び名が「ピンクのバス」。
いちばんよく見かけるタイプの外観 | ちょっと珍しい2階建てバージョン |
2019年の利用者数は、会社ホームページによると約273万人。
毎日21路線280便を、北は北海道・南は鹿児島まで、ピンクの車両が走っています。
特徴は、いろんなタイプのバスを作っていること。
ごく一般的な観光バスのようなタイプ(4列シート)から、車内で映画やゲームを楽しめるバス(シアター)、さらには個室空間のような2列シートの高級バス(コクーン)など。
自社で作ったシートは15種類もあるんだとか。
寝顔を隠せるヘルメットのような「カノピー」つき座席 | 4列シート。車両に明るい色を使うのも特徴 |
また、バス乗り場近くの入浴施設やフェリーとの提携など、高速バス絡みの新しい取り組みに積極的。
新宿と大阪・梅田には、「WILLER バスターミナル」という大型の待合ラウンジも開設。着替えや休憩などに利用でき、夜には大勢の夜行バス利用者でにぎわいます。
バス業界では、ピンクのペイント車両と同じく、ちょっと目立った存在といえるでしょう。
ピンクのバスのCM
WILLER公式で放映されているCMです。(2015年バージョンとは違う内容)
この他にも過去には「東京観光編」などのCMもありました。
2.ピンクのバスで大阪⇒東京へ(東京観光編)
「東京観光編」のCMの真似をして、実際にピンクのバスに乗って、大阪から東京へ遊びに行ってみました。
大阪の夜行便で東京を1日観光する弾丸ツアー!
2-1.プロフィール
- 体験者:22歳 女性
- 大阪⇔東京間
- 片道 ¥4,800 | 4列のびのびシート ※2014年10月平日
2-2.体験レポート
【22:05頃】
集合場所、ウィラーバスターミナル大阪梅田に到着。少し時間があったので、近くのコンビニに軽食を買いに行きました。戻るとバスへの移動が始まっていて、私も急いで移動しました。バスは、定刻の22:20に出発!
【6:10頃】
到着予定時刻の約10分前に、新宿コクーンタワー前に到着。今から帰りのバスまで約14時間です。
【8:00】
築地では、場外市場をぐるっと見て回り、今まで食べたことのない大きさのホタテや濃厚な牡蠣を食べました。今回は、牡蠣を食べましたが、お寿司屋・海鮮丼などまた来て食べたいお店がたくさん!
【10:00】
築地から近かったので銀座に行きました。徒歩20分で到着!買い物を楽しみ、電車で秋葉原まで移動。
【13:00】
秋葉原にやってきました。少し疲れてきたのか、駅前にあるシュークリーム屋さんで、秋葉原限定のシュークリームを食べて休憩。
その後、秋葉原に本拠地を置く、某アイドルの劇場に行きましたが…時間が早く中には入れず。
【15:00頃】
東京に来たからには、どうしても上りたい!と思い、予定外のスカイツリーにも行きました。30分ほど並んで、やっと展望デッキに上がることができました。
【16:45頃】
スカイツリーから徒歩で約20分で浅草に到着しました。平日の夕方にも関わらず、観光客がたくさん。芋ようかんや最中アイスなど、食べ歩きを楽しみました。
【18:30頃】
最後の目的地、お台場にやってきました。アクアシティお台場で、カンツォーネを聞きながらの夕食。今回の旅の中で、ゆったりした時間でした。その後、お台場海浜公園を散歩し、帰りのバスに乗車するため新宿へ移動しました。
【22:30頃】
新宿から、再び高速バスに乗って帰路につきました。帰りのバスでは、一度も起きることなく大阪まで帰ってきました。
2-3.体験感想
約14時間の弾丸旅行のため、ゆっくり観光することは出来ませんでしたが、CMにはなかった、スカイツリーにも上ることができ充分に楽しむことができました。
旅行に行く前は、疲れて観光するのが嫌になるんじゃ…なんて思っていました。
さすがに、帰りのバスは爆睡でしたが日中の観光はほぼ疲れを感じることなく一日楽しむことができました。
急ぎでいいから、どうしても東京観光がしたい!という場合には、高速バスでの弾丸旅行、お勧めです。
3.ピンクのバスで大阪⇒東京へ(東京出張編)
実際に大阪からの東京出張の際、ピンクのバスを利用してみました。
果たして、仕事になるのか!?体は、きつくないのか?
3-1.プロフィール
- 体験者:38歳 男性
- 大阪⇒東京間
- 片道 ¥5,800 | 3列独立シート ※2014年10月平日
3-2.体験レポート
【22:00】
大阪の事務所で残業した後に、スーツケースを引いて、ウィラーバスターミナル大阪梅田へ。
会社が中津にあるため、バス停までは徒歩、出発のギリギリまで仕事が出来た。
出発時間の30分前に到着して、スーツから簡易の私服へ着替える。
バスターミナルには、更衣室があるので、着替えとコンタクトレンズをメガネに変更し、いつでも寝れる準備完了。
【22:15】
定刻でバスも無事出発。横の人に気を使うのが嫌だったので、3列独立シートのバスに乗車。
バスでの時間を楽しむ為に、持参のiphoneとイヤホンで音楽を聞きながら、自分の世界へ。
【23:40】
1回目の休憩。休憩時間は、約15分。
トイレだけ済ませて、そそくさと自分の席へ戻る。
途中のトイレが嫌だったので、極力水分は取らないように過ごした。
【2:00】
途中休憩が2時間に1回程度ありましたが、明日の仕事に備えてバスから降りず、ひたすら寝る。
【6:15】
新宿到着。
寝ぼけ眼で時間を潰す先を探そうと思ったが、お腹もまだ空いていないので、とりあえず事務所のある田町へ移動。
【7:00】
田町到着。
腹ごしらえと、目覚ましの為に、お財布に優しいマクドナルドで一休み。
初めてのバスでの出張で少しテンションも上がり気味、体調は思ったより快調。
【8:00】
一旦会社へ。
会社に着いてスーツに着替える。
本日の営業の準備とメールチェックの事務作業を開始。
いつもより、余裕をもった早い出勤の為、朝の事務作業が進む進む!
いつもの大阪出勤より朝から有意義な感じ。
【11:00】
新橋で営業(打合せ)。少しテンション高めで、取引先と打ち合わせ。
飛行機の出張なら、直行で新橋に来るところだが、事務所にも立ち寄れたので、なんだか仕事に余裕があった感じです。
【12:30】
新橋にてランチ。出張の醍醐味といえば、やはり「食」。
築地にでも行って、お寿司をいただきたい気分だけど、仕事なので新橋で「築地すし好 新橋店」。
築地気分でお寿司をいただく。
ランチは、お得でこれで1,000円!是非、ご賞味あれ。
【13:30】
ゆっくりランチを楽しみたいけど、そうもいかず、次のアポイントの六本木へ移動。
お腹が満たされたためか、打ち合わせしながらも睡魔を感じる。
これが、バス移動のせいなのか、朝からバクバク食べ過ぎなのかは、不明。
ただ、身体が少し重いと感じてきました。
【15:00】
打ち合わせが終わって、再度田町の会社へ戻る。午後からのシステム構築打ち合わせ。
コーヒーを飲みながら打ち合わせするも、睡魔が襲ってくる。
充分バスでは、睡眠を取ったつもりもやはり熟睡できていなかった様子。
身体は、正直です。
【17:00】
最後に事務仕事を終えて、本日の業務は終了。
帰りは、やはり明日の仕事に支障をきたしそうなので、飛行機で大阪帰阪予定。
【19:00】
羽田空港に向かい、最後は、全日空で帰阪。
当然、機内では、離陸前から爆睡。
一瞬で伊丹空港到着。
【20:20】
伊丹空港へ到着で本日の出張終了。
飛行機のありがたさと早さを実感する。
出張は、自宅に帰るまでが出張です。ここからは、電車に揺られて帰宅。
3-3.体験感想
高速バスでの出張は、初めてでした。
当初から不安がありましたが、バスは思っていたよりは快適でした。
朝一から仕事が出来るメリットは感じましたが、後半から身体が重く感じてきて、睡魔も感じてしまいました。
今回は、日帰りの大阪出張のスケジュールでしたので、きつく感じましたが、1泊以上の現地ホテル滞在があれば、経費削減も含めてありかもしれません。
ただ、日帰りの出張では、お勧めまではできませんね。
※本記事は、2021/01/04に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。