大阪から松山間のバス選びのコツ&乗車体験記♪
公開日:2016/05/16
更新日:2021/02/18
大阪駅周辺から松山間の移動で「バスを利用したことが無い」という方は多いかと思います。
大学進学を機に関西に住み始めた松山出身、大阪在住の筆者(22歳女性)は電車や飛行機、バス、フェリーなど様々な交通手段で帰省を試みました。
その中でも、一番コスパや実家へのアクセスが良いのが”バス”でした。
バスの良さを実感した筆者は、その後帰省の度にバスを愛用中♪
そこで今回は、バス未経験の方々に”大阪から松山間”のバスの選び方~実際の乗車体験記をご紹介!
休憩や座席などバス乗車の際の疑問点も記載。皆様の旅の参考になれば嬉しいです!
1.バス選びのコツ
バス選びの際に、時刻や設備など気になりますよね~。
そこで今回、筆者がバス予約時に集めた、大阪→松山間のバス比較情報を大公開!
まず、大阪駅周辺→松山間を運行しているバスは3社。
- 阪急バス
- WILLER EXPRESS
- JR四国バス
それぞれの特徴をまとめた表がコチラ。
3社の長所・短所を挙げていきますので、バスの旅へのご参考にどうぞ。
1-1.阪急バス
○…愛媛・南予行バスの本数が豊富!帰省にも◎。
△…便によって停留所が多い便も。時間制限がある方には△。
●…座席間の間隔が狭いので、ゆっくりはできないかも。
⇒「どうしても××時台しかバスが乗れない!」など、時間優先でバスを探したい方にオススメ。
1-2.WILLER EXPRESS
○…快適性に優れている→レッグレスト・フットレスト・カノピー(顔を隠すヘルメットのようなもの)有。
●…夜行バスのみの運行。
⇒快適性を重視する方にオススメ。
1-3.JR四国バス
○…JR松山駅に停車!(3社で唯一)
●…他社に比べ、徳島自動車道の三次停留所や脇町停留所等、地方に停車するので郊外に住んでいる方には嬉しい。だが、その分所要時間が長い。
⇒地方・愛媛県内のJR沿線在住の方にオススメ。
筆者がこれらの条件を踏まえて、今回、利用したのは阪急バスの7:10阪急三番街【大阪】発⇒12:25松山市駅着。(2016年5月時点の運行スケジュール)
理由は松山市駅近郊で両親と12:30にランチの約束があり、希望に合致した便が阪急バスだったからです。
2.乗車体験!
2-1.いざ、バスに乗ってみた!(下記は2016年5月時点の情報です)
さあ、いよいよ乗車です。
今回、筆者は7:10阪急三番街【大阪】発~12:25松山市駅着の阪急バスさんの便で帰省しました♪
6:40 バス乗り場着
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眠たい目をこすりながらバス乗り場に到着。
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今回は、阪急梅田駅に近い阪急高速バスターミナルです。
住所:〒530-0012 大阪府大阪市北区芝田1-1-3
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ちなみに、筆者が到着した際は待合所がまだ空いていませんでした…トホホ。
7:00 バス到着アナウンス
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待合室が到着10分後に空き、辺りを探索していると放送で“阪急バス上り101号をご利用の方は、バスの方まで向かってください”という声が。
放送の通り、外に出てみると乗車予定のバスが。
私はトランクに預ける荷物は無かったので、そのまま乗務員さんに、モバイル乗車券を見せて席に向かいました。
この時、座席場所の最終確認で乗務員さんが座席情報と照らし合わせて教えてくれました。(トランクに荷物を預けている方が大多数でした)
7:10 バス乗車
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シートは3列独立シートでした。席の通路は狭めです。
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私は3列シートの真ん中席。空間を区切るカーテンはありませんでした。
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ちなみに座席のポケットには室内用のスリッパやごみ袋、説明書きが。
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ここで、バスの設備もチェック。
このバスにはフットレスト(足乗せ)・レッグレスト(スネあて)・読書灯などバスで快適に過ごすために嬉しい機能が。
筆者は、荷物をバス内に運び込んだため足乗せに荷物を乗せフル活用しました。
7:40頃 バスの注意事項についてのアナウンス
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高速道路に入った段階で5分間に渡るアナウンス。
これからのタイムスケジュールや休憩所、バス内での注意事項についてでした。
禁煙やシートベルト着用、携帯電話の電源など当たり前のマナーは守りましょう。
8:30-8:42頃 休憩①@室津PA
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1個目の休憩スポット、室津PAです。
休憩時間が短いこともあり筆者は少しバスの中を探索していました。
お手洗いは、写真に残せませんでしたが、ごく一般的で狭めの洋式便所でした。
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車内の真ん中に無料のお茶・コーヒーのサービスが♪
タダより良いものは無い!という事でお茶を美味しく頂きました。
10:15-10:25頃 休憩②@吉野川SA
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本日、2度目の休憩”吉野川SA”に着きました。休憩時間は約10分。
時間は無かったものの、バスの全体写真を撮るために降りてみることに。
超特急でバスに戻りましたが(苦笑)、四国のお土産類が充実していました。
Photo by Kounosu
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わずか10分間の休憩時間で出会った”ししゃもねこ”。
この何とも言えない可愛さにくぎ付けでした。
11:30 川内IC通過
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川内ICに着く前に、「今日の道路状況が非常に空いているため20分ほど到着予想時間が早くなる」というアナウンス。
筆者はそのアナウンスを聞いた直後に母親に連絡。
さて、降車時はレトロ感漂う”降車ボタン”を押して知らせるのがこの阪急バス。
川内ICは”ピンポン♪”という音が鳴らなかったので通過。
11:50 松山IC到着
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ICのため、降りる方は1~2人。写真を撮ろうとしたらあっという間に出発…
段々と目的地まで近づくにつれて気分が上がっていく筆者。
12:05 大街道着
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大街道にバスは到着。ちなみに、大街道は大阪でいう梅田的存在です。
若者を中心に、5~10人ほどここで降車していきます。
Photo by Jyo81
12:10 松山市駅着
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約5時間の旅もついに終わり。予定時間より20分も早く、目的地の松山市駅に到着です!
ここで乗車客の半分が降車。大きい荷物を持った方が次々に登場します。
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松山まで安全運転してくださった乗務員さんにお礼を言ったあとバスとはお別れ。
このバスは八幡浜(愛媛の南予地方)まで運行するみたいですね。
2-2.バス乗車時の疑問点を解決!
皆さんがバスを利用する際に「集合何分前に行けばいいの?」とか、「休憩って何回あるの?」等という疑問を各々お持ちだと思います。
そこで、今回はバス乗車の前に知っておきたいバスの疑問点を3点まとめました。(筆者自身が乗車したバスに基づいてお答えしています。)
①集合何分前にバス停留所に到着したらいいの?
目安としては15分前くらいにバス停留所に到着していれば安心。ただし、土地勘が無い方は余裕を持って行動を。
②(車内での)休憩時間について
今回は7時間(阪急三番街⇒八幡浜)の所要時間で休憩は2回。どちらも10-15分程。
お手洗いに行くか軽食を買うかしか出来ないかも。(筆者は1回目の休憩時、バス内にお手洗いも併設していたことから外に出ませんでした。)
③座席について
今回は3列独立シートでした。座席間の通路が狭めであまりくつろげなかったのが正直な感想。
ただ、座り心地はなかなか。フットレストをフル活用しリラックスできました。
3.乗車体験を踏まえての感想
今回、大阪→松山間のバスに乗ってみての良い点・惜しい点をまとめてみました。
3-1.良かった点
◎緑茶やホットコーヒーが無料で飲み放題。
⇒長時間移動の中で飲み物は必須なのでこれは嬉しかったです。緑茶、ごちそうさまでした★
◎セルフサービスでおしぼりがあった。
⇒何かこぼしてしまった時にあったら便利だし、意外にないサービスですよね。
筆者も乗車中、手を拭いたり携帯画面を拭いたりとフル活用しました。(笑)
◎乗車アナウンスが丁寧だった。
⇒停留所ごとに普段との時間の差異や、休憩時間も3回アナウンスするなど随所に親切な部分が見られた。
3-2.惜しい点
×コンセントの差し場が無かった。
⇒スマホを頻繁に利用する私にとってこれはショックでした。
今回のバスの旅は”寝る”事に全力を注ぎました(苦笑)
×休憩時間が短かった。(2回とも15分も無かった)
⇒お土産や軽食、お手洗いなど全てを満たそうとするとやはり20分は必要。
4.おまけ 松山で食べたい愛媛グルメ!
バス乗車後、両親と故郷の味を求め愛媛グルメを食べました。
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今回、訪れたのは三番街にある郷土料理”五志喜”。
観光客だけではなく地元の人も訪れる愛媛では有名なお店です。
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メニューはこんな感じです。私たちは松山鯛めし・五色そうめん・宇和島鯛めしを注文しました。
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まずは宇和島産のマダイの刺身を、お店こだわりのタレと混ぜ、アツアツのご飯にのせ、薬味をかけて食す宇和島鯛めし。
タレはゴマの風味が香る濃い目。新鮮なマダイとご飯、そしてタレとの相性は抜群!
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次に、ぜいたくにも分厚い鯛の白身が2切れもトッピングされている松山鯛めし。
おひつで混ぜ合わせて一口パクリ。ホロホロの鯛と上品なお味のご飯のハーモニーがたまりません!
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最後にご紹介するのは色とりどりで見た目も鮮やか”五色そうめん”。
梅、玉子、抹茶、そばで着色をしているそうですよ。味ももちろん◎!
ほのかに抹茶や梅の味がして一口食べることに違う味わいが楽しめます。
<五志喜>
住所:〒790-0003 愛媛県松山市三番町3丁目5−4
電話:089-933-3838
営業時間:11時00分~23時00分
5.最後に
大阪⇒松山間のバス選びのコツや、乗車体験記はいかがでしたでしょうか?
随所にうたた寝していたせいか、5時間のバスの旅はあっという間でした!
この記事をきっかけに一度”バス”移動で大阪から松山まで行ってみよう!
※本記事は、2021/02/18に公開されています。最新の情報とは異なる可能性があります。
※バス車両撮影時には、通行・運行の妨げにならないよう十分に配慮して撮影を行っています。